真贋判定講座 - ネットオークション落札相場統計検索サイト「オークファン」。無料テンプレート、詐欺対策、オークション出品比較。



 
真贋判定講座

オークション・真贋喫煙室
1.12 "ホンモノ"は看板??


菊子:「うむむ・・。だんだん目が痛くなってきたわよぉ・・・。」
悠騎:『ん?菊子ちゃん、今日はどうしたんだい?新しい美容体操かい?』

菊子:「あ、買取り専門部のバイヤー悠騎さん。美容体操じゃないですよ!。」
悠騎:『じゃあ、パソコン画像とにらめっこかい?・・・もし、画像からホンモノ・ニセモノを見分けようとしてるんなら、初心者にはまだ難しいと思うよ。真贋判定はまず、商品を触ることが基本だからね。』

菊子:「でも・・・。私達はネットの会社じゃないですか?オークションもやってるし、最終的には画像だけで真贋判定が出来るようじゃなきゃ、ダメなんじゃないかと思って、今から練習してるんですけど・・・。」
悠騎:『う〜ん・・・。気持ちは解るけど、焦っちゃ駄目だよ。インターネット通販だって、画像は手段であって、結局は小売業なんだから。商品がまずは基本さ。』

菊子:「でも、悠騎さんや、同じ真贋バイヤーの慎さんは、画像を見ただけでもある程度の真贋が出来てるじゃないですか。私も早くああなりたいな。」
悠騎:『・・・しょうがないなぁ。ちょっとだけ、近道を教えてやるかな。』
菊子:「え!本当に!?ありがとうございます!どこを見れば分かるんですか?」

悠騎:『あくまで、ひとつの目安なんだが・・・。上のエルメスを見てごらん。』
菊子:「ええ?? これ、片方がニセモノなんですか? どっちかしら!?」

悠騎:『正解は手前がニセモノさ。拡大したら分かるけど、奥のホンモノは馬のロゴが細かい所まで出来てるけど、手前のものはガサツだよ。』
菊子:「じゃあ、どのニセモノもロゴの部分には手を抜いてるんですか?」

悠騎:『いや、逆だね。 これは俺が、有名ブランドの日本法人の商品開発をしていた時代に学んだんだけど、一流ブランドにとってロゴは"看板"なんだ。意匠も凝らしてるし、こだわり方も半端じゃないんだ。』
菊子:「どうこだわってるんですか?そのこだわり方は、真贋判定にも役に立つものなのかしら。」

悠騎:『確かに、真贋判定マニュアルやポイントにブランドロゴを挙げる人は沢山居る。でもその真相は、その人達もブランド本社には聞いては無い筈さ。真贋の為にじゃない。意匠としてのこだわりなんだ。』
菊子:「具体的にはどんな所にこだわりがあるんですか?それは簡単にニセモノ業者も真似しないのかしら。」

悠騎:『例えば、エルメスなら小さな印刷部分にも、馬マークを描く時には、馬の馬具の部分まで描き切る。それはエルメスが馬具メーカー発祥である事のこだわりさ。そのブランドの歴史とロゴは一体なんだ。』
菊子:「じゃあ、エルメスのニセモノを作る業者も、ロゴの部分までこだわればバレないのじゃないかしら。」

悠騎:『ニセモノはそこが違うのさ。商品に対して、とにかく利益を沢山稼ぐ為の生産コストが決まってる。だから見た目や素材を似せる事ばかりに意識が集まって、ロゴは手を抜いているニセモノが多いのさ。』
菊子:「本体だけじゃなく、付属品や箱も、ホンモノは良く見るとロゴまで一流品はこだわってるんですね。」



<「1.11 "ニセモノ"はどうして修理出来ないの」 メニューへ戻る 「1.13 ホンモノは"中身"もよ〜く見てね」>