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真贋判定講座 |
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オークション・真贋喫煙室
1.9 "ニセモノ"ってデカイ顔してるの??
菊子:「うぅ〜ん・・・。 これはどっちなのかしら???」
悠騎:『ん? オークション部のCSコールセンターの菊子ちゃん、今日はどうしたんだ??』
菊子:「あ、買取り専門部の買取りバイヤー悠騎さん。・・・すいません。あの〜・・・。お姉ちゃんが貰ったブルガリのお財布を、その・・・。」
悠騎:『あ〜。・・また、鑑定担当でもないのに、真贋判定のチャレンジをしてるなあ!?・・・困った奴だね。・・・そんなに興味があるなら、真贋判定担当候補として、みっちり教えてあげようか??』
菊子:「え〜っ!!! 本当ですか!?・・・スゴイ!嬉しいです!!本当にいいんですか!?」
悠騎:『きちんと真贋判定が出来るバイヤーは、本当に人材不足なんだ。特に女性の買取バイヤーは少ないし、俺も正直、買取バイヤーとしては引退を考えていて、後輩の育成を考え始めていた所なんだよ。』
菊子:「え・・。じゃあ、悠騎さん、買取バイヤー辞めちゃうんですか??」
悠騎:『ブランドホルダー時代も含めて、真贋担当プレーヤーとしては長いしね。同業他社の中でも、腕利きのバイヤー、真贋担当者は多いんだけど、トレーナーを目指す人は少ないし、俺の目標でもあるんだ。』
菊子:「そもそも、真贋判定担当や、買取バイヤーって、どうなったらなれるんですか?資格とかがあるの?」
悠騎:『現状は国家資格や公的資格は無くて、それぞれブランド買取店や質屋さんが独自に人材を育てたり、あるいはブランド買取店に勤める担当者達が、日々勉強してるんだよ。俺もその一人だけどね。』
菊子:「そういうのって才能とか必要なんでしょうか・・?あたしにできるかしら?」
悠騎:『才能は関係無いよ。大切なのは"気付き。"まずは基本からみっちり教えてあげるよ。』
悠騎:『まずはこのブルガリ。…申し訳ないけど、これは本物じゃないと思うよ。初歩的なコピー品さ。』
菊子:「え…!? ひと目見ただけで分かるんですか? 今、悠騎さんと私、5mは離れてますよ!」
悠騎:『それは、僕がその商品の真正品を持ってるからさ。同じ財布なのに、その商品よりずっと小さいだろ?』
菊子:「ホントだ!? 全体的にこっちの方が大きいわ・・・。金具の作りも、比べてみると粗雑なのね。」
悠騎:『真正品と、コピー品の見分け方の第一歩は、とにかく本物をたくさん見ること。ただ注意が要るのは正規輸入品と並行輸入品では工場が違うことがあるから、色んなお店でたくさん商品を見ることさ。』
菊子:「そんなにたくさん、色んなお店で商品を見ていたら、何が本物かニセモノかが分からなくなりそう。」
悠騎:『確かに、ただ見ているだけだとそうだね。でも、どこの工場で作られていたって、ブランド商品のホンモノは、ブランドメーカーの指導の下、確固たるポリシーに沿って作られているんだ。縫製とか金具の刻印とかが多少違う場合があっても、ホンモノにはちゃんと、揺るぎの無い筋道があるんだよ。』
菊子:「へえ!・・・じゃあ、そのポイントを押さえれば私にも真贋判定が出来るようになりますか?」
悠騎:『ああ。例えばブルガリは、ホンモノに比べてコピー品は大きさも作りも大雑把な事が多いんだよな。』
菊子:「やっぱり、ポリシー持って作られる本物と、表面だけ似せたコピー品は作りからして違うんですね。」
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